恵比寿駅周辺で長らく高い人気を誇っているのが、このAFURI 恵比寿。自分が学生だった10年以上前の時点で、既に人気ラーメン店と世間で言われており、今でも時折足を運んでいる。ここ恵比寿以外にも、六本木や原宿など、オシャレなイメージの街に多く出店している印象。

神奈川県にある阿夫利山の水を使ったスープがAFURI 恵比寿のウリで、鶏や魚介など多数の素材を実にバランス良くまとめ上げている。かなりあっさりした味なので、こってり好きには向かないかもしれないが、鶏油を多めにすることもできるので、それを是非試してみてほしい。香ばしく炙ったチャーシューは好みのもので、淡麗スープの中でしっかり存在感がある。ラーメン業界ではまだまだ珍しい、完全キャッシュレス支払いなのも特徴的で、現金を煩わしく感じる自分的には大歓迎。

この瞠 恵比寿店も、恵比寿界隈では長らく支持されている大人気ラーメン店の1つ。軽く調べてみたところ、瞠 恵比寿店は2005年4月にオープンしたらしく、競争の激しい飲食業界の中で15年以上残っている時点で既に凄い。

ラーメン・つけ麺・まぜそばと一通り揃う中、瞠 恵比寿店でのオススメは写真の油そば（味玉付き）。魚介の風味が効いたタレに、ネギなどの薬味がたっぷり入っているのが特徴で、デフォでついてくる味玉も潰してよく混ぜてから食べるべし。途中から卓上のタバスコなどを使って、味の変化を楽しみつつ食べてほしい。限定ラーメンなども割と積極的にやっており、限定ラーメンや営業に関する情報などは、瞠 恵比寿店のInstagramを要チェック。

すぐ上で紹介した、瞠 恵比寿店と同じマンションの一角にある人気ラーメン店が、つなぎ。歴史としては、つなぎの方が新しめだが、今やどちらも負けず劣らずの人気ぶり。すぐ横には、大人気の鯛焼き屋もある。

つなぎの味噌ラーメンは、かの有名な札幌味噌ラーメンとは異なる、優しい味わいの誰にでも受け入れられそうなもの。適度な濃度の味噌スープに背脂が入り、それが程よいこってり感を演出。トッピングとしてコーンや細かく刻んだニラなどが入り、麺を食べ終わるとどうしてもそれらが丼の底に残ってしまうものの、それを掬って食べやすいよう、つなぎでは穴開きのレンゲをデフォルトでつけてくれるのがありがたい配慮。

おおぜき中華そば店は、恵比寿界隈でも舌の肥えた人から高い支持を受けている人気ラーメン店の1つ。恵比寿でも、おおぜき中華そば店の周辺はどんどんラーメン店が増えている印象だが、その人気は今でも全く衰えていない印象。

素材にこだわり無化調で作るラーメンがおおぜき中華そば店のウリで、東京全体で見ればそれほど珍しくないものの、恵比寿近辺に限って言うとこの手のラーメンは案外少ない印象。実に飲みやすく美味しく、麺を食べさせるラーメンのスープとしても不足なし。トッピングのチャーシューも好き。ランチのピークのおおぜき中華そば店は、恵比寿周辺のビジネスマンで混む印象があるので、少し時間をずらしての訪問がオススメ。自分が平日の13時におおぜき中華そば店を訪れた時はちょうど満席、13時半頃に食べ終わって帰る時には、空席も多かったのでご参考までに。

恵比寿で汁なしのまぜそばを食べるなら、まぜそば 三ツ星へ是非どうぞ。まぜそば 三ツ星の店主は、和食・中華・フレンチなど様々な料理を学んだ後にドイツでラーメン店を開き、その後に日本でお店をやりたくて始めたという、異色の経歴の持ち主らしい。

豚・和牛・ラムなど、まぜそば 三ツ星ではいくつかあるメイン食材からまぜそばの種類を選べるようになっており、オススメの1つと書かれていたのが写真の和牛まぜそば。元はドイツでやっていたからか、フォークとスプーンがついてくるのがまぜそば 三ツ星流（箸もある）。ワインでも入っているのか、洋風の香りが漂う独特のまぜそばで、美味しく面白い。豊富な卓上調味料を使いつつ、味の変化を楽しんでほしいとのことで、個人的には和牛まぜそばにわさびオイルの組み合わせが好き。夜はおつまみも揃い、ゆっくり過ごすのも楽しそう。

恵比寿でも隠れ家的人気ラーメン店の1つと呼べるのが、味噌らーめん 柿田川ひばり 恵比寿本店。別に恵比寿駅から遠いわけではないものの、小さなビルの奥まった場所にあるので、路上の看板に気が付かなかればスルーしてしまいそうになる。

その屋号にあるように、味噌らーめん 柿田川ひばり 恵比寿本店の名物は味噌ラーメンで、どうやら京橋に本店のある有名ラーメン店で店主は修行したらしい。基本的にはそこと似た味ながら、低温調理チャーシューはそこにはなかった、味噌らーめん 柿田川ひばり 恵比寿本店オリジナル。まずはそのまま、途中から卓上の山椒やニンニクなどを入れて食べるのがオススメ。味噌ラーメン以外に、昆布水を使った味噌つけ麺もあって、次回はそれを食べてみたい。

新宿に本店を構える人気ラーメン店が、焼きあご塩らー麺 たかはし 恵比寿店として、恵比寿駅そばの好立地にも展開中。ここ恵比寿店に限らず、基本的にたかはしグループは、駅近くの好立地且つ深夜まで営業しているところが多く、使い勝手が良くてありがたい。

その屋号にあるように、焼きあご塩らー麺 たかはし 恵比寿店では、高価な焼きあごを贅沢に使用した塩ラーメンが名物。単にスープの出汁として使うだけじゃなく、塩ダレや香味油にも焼きあごを使うことで、鮮烈な風味のある焼きあご塩ラーメンになっており、初めて食べる人はちょっと驚くかも。こういう塩ラーメンは、意外にありそうでない気が。〆には、残ったスープで食べるあご出汁茶漬けをオススメしており、お腹に余裕があれば是非とも食べてみてほしい。

圧倒的にラーメン店の数が増えた現在でも極めて珍しいカレー味の専門店が、しゅういち 恵比寿店。確か恵比寿以外に、西麻布にも店舗があったはずで、どちらの店舗も安定した人気を誇っている印象。

一言でカレー味と言っても、ラーメン・つけ麺・まぜそばと一通り揃う中、しゅういち 恵比寿店のオススメは写真のつけ麺。器ごと熱せられたスープは超熱々で、ミルキーな口当たりのスープは、家庭で食べられるような普通のカレーとは異なる、しゅういち 恵比寿店オリジナル。有名製麺所が作った、中太の縮れ麺とスープの相性もバッチリ。トッピングが別皿なのは、ややハテナだが。カレー味となればやはりライスも欲しくなるが、それを見越してか、しゅういち 恵比寿店では17時までに限るものの、ライス無料サービスとなっているのも嬉しいところ。

創業からおよそ25年程度は経っている、恵比寿でも割と長い歴史を持つ人気ラーメン店が、この九十九ラーメン 恵比寿本店。随分と久しぶりに立ち寄ってみたら、九十九ラーメン 恵比寿本店では一部キャッシュレス支払いになっていたのが嬉しい。

九十九ラーメン 恵比寿本店の名物は、写真をご覧の通り、山盛りのチーズが入ったチーズラーメン。ベースとなるのは味噌味の豚骨スープで、そこに北海道産の長期熟成チーズをたっぷり投入。チーズ好きなら間違いなくハマるラーメンで、自分も大好き。もっとチーズを求める人は、有料でチーズ増しも可能なので是非。そのチーズは、九十九ラーメン 恵比寿本店の店内に飾られており、それもなかなかのインパクト。ちなみに他にもメニューはいくつかあるが、自分はたまにしか行かないのでチーズラーメンしか食べたことがなく、次回こそは違うラーメンを食べてみたい。

今や世界各地に店舗展開する大人気豚骨ラーメンチェーンの一風堂が、一風堂 恵比寿店として恵比寿エリアでも展開中。恵比寿駅から明治通に出て、広尾駅方面に歩けばその左側にすぐ一風堂 恵比寿店を見つけられるはず。

一風堂 恵比寿店のラーメンに関しては、今更説明するまでもないかもしれないが、臭みを抑えたマイルドな豚骨スープで、老若男女誰にでも好かれそう。自分は写真の赤丸が好きで、基本の豚骨スープに辛味噌やマー油などが入っている。まずは左側の何もかかっていない部分を食べ、辛味噌やマー油を溶かしていくことで徐々に味が変化。個人的には、更にニンニクを追加するのが好き。ラーメン単品だけでなく、一風堂 恵比寿店には餃子やチャーハンなどとのセットもあって、もっとガッツリお腹いっぱい食べたい人はそれを是非。

恵比寿でも評判の良い鶏白湯ラーメンのお店が、このらぁめん冠尾 恵比寿西本店。恵比寿駅を挟んで反対の東側にある恵比寿ガーデンプレイス内にも確か支店があったはずだが、残念ながらそちらは既に閉店してしまっているよう。

甘みも感じられる鶏白湯スープは、昨今のラーメン業界では特段珍しいものではないものの、臭みなどもなくて食べやすく、誰にでもオススメできるとも言える。写真の特製鶏白湯ラーメンにすると、チャーシューや彩り豊かな野菜などが入って、見た目に美しいと同時にボリュームも出る。ただ、中細の麺に関しては、もう少し改良の余地がある気がする。限定ラーメンや臨時休業などの情報は、らぁめん冠尾 恵比寿西本店のInstagramで発信しており、そちらを要チェック。

恵比寿駅東口近くの便利な場所にあり、恵比寿周辺のビジネスマンから高い支持を受けている印象の人気ラーメン店が、この麺酒場 框。酒場の文字が示すように、麺酒場 框では昼はラーメン専門、夜はお酒やおつまみも楽しめるラーメン居酒屋として営業中。

昼のラーメンは、真鯛や昆布などから作る魚介スープと、鶏・豚骨から取った動物系スープの2種類を用意し、それらを使った多彩なラーメンを提供。写真は魚介ベースの塩ラーメンで、塩味ゆえ厳選した魚介素材由来の出汁の美味しさが、非常によくわかる仕上がり。そのスープだけでも、1つの料理として成立しそうだが、麺を食べさせるラーメンのスープとしても不足ない、絶妙な塩梅。まずは昼のラーメンを食べて、気に入ったら夜の麺酒場 框へも足を運んでみてほしい。

最近の恵比寿で話題となっている、他にない超個性派人気ラーメン店が、この麻婆咖喱麺 マーリー軒。元々はバーをやっていたらしいが、コロナ禍で夜の営業などが落ち込んだ結果、どうにかならないかと試行錯誤して始めたのが、麻婆咖喱麺 マーリー軒だそう。

麻婆麺とカレーを融合させたマーリー麺なるものを提供しており、どちらもスパイスを多用するせいか、スパイスが複雑に絡み合った刺激的且つ個性的な味に仕上がっており、美味しく面白い。ある程度の辛さがありつつも激辛ではないため、辛いものが好きな人なら問題なく食べられるはず。真ん中に溝の入った、茶色い極太麺とカレー麻婆ソースの相性も絶妙。麺を食べ終わると具材などが残るので、お腹に余裕があれば別売りのターメリックライスを投入して全て残さず味わい尽くすべし。

手打 親鶏中華そば 綾川は、その屋号にあるように手打ち麺を使ったラーメンが名物の人気ラーメン店。恵比寿駅東口から手打 親鶏中華そば 綾川までは徒歩5分程度で、開業当初は凄まじい行列でも話題になったが、現在は落ち着いている。

手打 親鶏中華そば 綾川の麺は、青竹を使って打つそうで、手打ちならではのやや不規則な縮れ・食感が印象的。日によっては極太麺と中太麺から選ぶこともでき、自分が手打 親鶏中華そば 綾川を訪れた時は中太麺しかなかったが、それでもかなりの太さ。これだと、極太麺は一体どれぐらいの太さなのか非常に気になる。親鶏を使ったスープ、そして歯応えあるその肉も美味しく、特に親鶏の肉なんてのは、今時なかなか食べる機会もないのでは。サイドメニューの小丼も手打 親鶏中華そば 綾川の名物で、ラーメンとのセットがイチオシ。

恵比寿周辺で長年高い支持を受けている函館塩ラーメンをウリにする人気ラーメン店が、この函館らーめん しお貫。今の東京では、様々な地方のご当地ラーメンを味わえるようになったものの、本格的な函館塩ラーメンに限って言うと、案外少ない印象。

函館らーめん しお貫では、豚骨・鶏などの動物系に、昆布や野菜を使ってスープを作っているらしく、いい意味で今時らしくない、懐かしさも感じるような味。函館塩ラーメンらしくあっさりしつつも、決して薄かったり物足りない訳じゃない、絶妙な塩梅。何度でも飽きずに食べられるラーメンって言葉が、函館らーめん しお貫にはぴったり。サイドメニューの餃子も函館らーめん しお貫のオススメで、ラーメンのお供に是非。日曜以外は明け方までやっていたり、営業時間が非常に長いのも、函館らーめん しお貫のいいところ。

ラーメン ハナレは、恵比寿駅東口から少し歩いた場所にある、正統派醤油ラーメンがウリの人気ラーメン店。別に恵比寿駅からそんな遠いわけではないものの、狭い路地にあって目立たないので、ラーメン ハナレを訪問の際は大通りにある看板を見逃さないようご注意を。

ラーメン ハナレでは、長野県の安曇野地鶏を使っているらしく、それを醤油味でまとめたスープはなかなかの美味しさ。別に昨今のラーメン業界では特に珍しい味ではないものの、恵比寿近辺ではラーメン ハナレのような味って、案外少ない気がする。肉肉しいワンタンが入ったワンタン麺がラーメン ハナレのイチオシで、このワンタンは確かに美味しかった。ただ、ワンタン麺にするとチャーシューが入らなかったので、チャーシューを食べたい自分としては、次回ラーメン ハナレに行く際は、チャーシューも追加で頼みたい。

最近増えた真鯛ラーメンのお店の中でも、個人的に面白いと思っているのが、恵比寿駅西口近くにある、真鯛らぁめん まちかど。恵比寿駅からのアクセス自体は便利だが、ビルの2Fにあってやや目立たないので、真鯛らぁめん まちかどへ初めて行く場合はご注意を。

真鯛らぁめん まちかどのラーメンを作り出したのは、元イタリアンのシェフ。和食のような上品な鯛出汁とは異なる、濃厚で魚の香りを強く感じるスープが特徴的で、決して臭いわけではなく、実に旨い。正直、真鯛ラーメンって割と食べる前に味の想像がつくところが多かったものの、真鯛らぁめん まちかどのそれは全く違ったもので、いい意味で裏切られた。トッピングとして、真鯛の昆布〆や彩り豊かな野菜なども入り、見た目にも美しい。限定ラーメンも割と積極的にやっており、詳細は真鯛らぁめん まちかどのInstagramなどを要チェック。

麺屋帆のる 恵比寿店は、恵比寿駅を出て恵比寿スカイウォークを渡り、恵比寿ガーデンプレイス方面に出たところからすぐ近くの場所にあるラーメン店。やや変わった屋号は、ハワイのホノルルに出店することを夢見て、そう名付けたらしい。

麺屋帆のる 恵比寿店には割とメニューが多くある中、看板メニューは鶏白湯ラーメン。グローバル展開を見据えてか、ムスリムでも食べられる鶏白湯ラーメンを提供しており、ハラル認証もきちんと取得している。特段個性的ではないがなかなかの美味しさで、トッピングが豚ではなく鶏肉なことからも、ハラルフードであることがわかる。そんなお店作りをしているからか、麺屋帆のる 恵比寿店はスタッフとお客さんの両方を含め、外国人比率高め。やや清潔感には欠ける感じだったので、そう言うところは改善希望。