ドラムカンスープ 天鳳は、すすきの駅そばのラーメン横丁にある人気ラーメン店の1つ。創業は1974年と、ドラムカンスープ 天鳳は既に半世紀近い歴史を持ち、現在では東京の六本木にも支店があるので、東京のラーメンマニアなら知っている人も多いのでは。ラーメン横丁には他にも、ひぐま 横丁本店や麺屋 國光・札幌ラーメン 熊吉・札幌ラーメン悠など、人気ラーメン店がたくさんある。

その屋号にある通り、ドラムカンスープ 天鳳では創業当時、寸胴鍋の代わりにドラム缶でスープを炊いていたらしい。今では衛生面などの観点から、ドラム缶でスープを炊くなんてことはしていないはずだが、ラーメン横丁のホームページ内にあるドラムカンスープ 天鳳の情報を見ると、ドラム缶サイズの特注鍋で作っているらしい。そのスープはそれなりに濃度のある豚骨スープだが、決して臭くないので食べやすく、醤油ダレによる味付けが濃いめなのが特徴的。札幌市内を見渡しても、ドラムカンスープ 天鳳のような濃厚豚骨ベースの醤油ラーメンって、他にありそうでない印象。

合わせる麺は中太縮れ麺で、これは札幌ラーメンでは定番と言えるもの。定番だけに間違いない美味しさで、スープともよく絡む。チャーシュー・メンマ・海苔・ネギと、ドラムカンスープ 天鳳のトッピングは至ってシンプル、個人的にはメンマがお気に入り。まずは普通のラーメンを食べて気に入ったら、通称135と呼ばれるドラムカンスープ 天鳳名物、味濃いめ・油多め・麺硬めの醤油ラーメンを食べてみてほしい。すすきの周辺で昼から営業している点もありがたく、特に昼間のドラムカンスープ 天鳳はそんな極端に混むこともなさそう。少なくとも自分が平日の12時半頃にドラムカンスープ 天鳳を訪れた時は、全然空いててサッと座ることができた。