神田駅近くの三馬路 東京店は、博多祇園にある有名ラーメン店の記念すべき東京進出店として、ラーメンマニアの間では話題になったお店。以前の三馬路 東京店は、神田のお隣・東京駅で間借り営業していたものの、2021年末に神田に移転して路面店の形で独立。場所的には、神田駅西口通りを歩いて行き、麺屋武蔵 神山や古田島などを通り過ぎて、もう少ししたところ。

元は博多祇園のラーメン店と聞くと、三馬路 東京店で出てくるのは豚骨ラーメンと思う人も多いかもしれないが、実際はその真逆。名古屋コーチンや真昆布・煮干しなどを使った淡麗系のスープで、無化調ながら旨味たっぷり、このスープだけでもゴクゴク飲めるもので、素晴らしく美味しい。まずはそのまま、途中からチャーシューの上にあるデュクセル（茸ペースト）を溶かしていくと、その旨味が加わって味が変化し、最後まで飽きずに楽しめる。中細ストレートの麺との相性もバッチリ。

重層的な出汁の旨さをストレートに堪能するなら、三馬路 東京店では写真1枚目の塩ラーメンが良さそうだが、個人的には醤油ラーメンも気になるのでまた今度食べてみたい。ちなみに三馬路 東京店は、カウンター6席の狭い店内なので、昼時は神田周辺のサラリーマンで混むこともあるかもしれないものの、夜ならコロナ禍も相まって入りやすいことが多そうな気がする。