柳麺 マタドールは、同じ北千住に本店を構える大人気ラーメン店・牛骨らぁ麺 マタドールの系列店。以前は同じ場所で牛骨味噌ラーメンを出していたものの、2022年6月にリニューアル。代名詞とも言える牛骨に頼らず、マタドールの店主が修行していた有名ラーメン店リスペクトの味へと変貌した。

柳麺 マタドールの基本メニューは、醤油と塩2種類のラーメンと、至ってシンプル。券売機を見ると、先頭に醤油ラーメンのトッピング全部入りがあったので、それがイチオシのよう（写真1枚目）。見た目は割とオーソドックスな醤油ラーメンで、トッピング全部入りにすると表面が大判のチャーシューで埋め尽くされ、その下に味玉とメンマが隠れている構成。多数の厳選素材から作り出す柳麺 マタドールのスープは、そのビジュアルから想像つかない深みのある味わいで、素晴らしく美味しい。今の東京ではそこまで珍しいタイプのラーメンだとは思わないが、北千住を含む足立区周辺では、こういうラーメンは少ない気がする。細めながら適度にコシのある麺や、柔らかい豚バラのチャーシューも美味。

豚や鶏・魚介など、多数の厳選素材を用いているからか、柳麺 マタドールは北千住周辺の他のラーメンと比べても、値段はやや高め。ただ、食材費や光熱費などあらゆるものが値上がりする昨今で、この高品質なラーメンなら自分はそこまで高いとは思わず。基本のラーメン1000円、写真1枚目の全部入りで1500円の値段も、たっぷりのチャーシューが入ることを考慮すれば、こんなもんだと思う。ちなみに大型連休の14時過ぎに柳麺 マタドールを訪れたら、先客は1人しかいなかったので、平常時でもそんな極端に混むことはなさそう。最新の営業情報は、柳麺 マタドールのTwitterなどを要チェック。