Vegan Ramen UZU KYOTOは、チームラボとコラボしてできた、京都でも異色の人気ラーメン店。場所的には京都市営地下鉄の京都市役所前駅から近く便利だが、小さな路地裏にあって全然目立たないので、その存在を知らなければ立ち寄ることはまずない場所。ちなみに京都だけでなく、東京の豊洲にあるチームラボプラネッツにも、併設の店舗があるらしい。

チームラボと組んでいるだけあって、Vegan Ramen UZU KYOTOの店内は独特の雰囲気。照明を落としたやや暗めの店内では、壁に映像を映しており、その横にカウンター席がずらっと並ぶ構成。近すぎても見づらいので、真ん中ぐらいの席が見やすくていいかも、空いていれば、お店の人にリクエストも可能なはず（自分が訪れたときはそうだった）。ラーメンを食べる前に、まずこのアートな空間を見るだけでも、このお店の存在価値があるはず。こういう個性の出し方は嫌いじゃない。

そして肝心のラーメンは、Vegan Ramen UZU KYOTOの屋号からわかるかもしれないが、動物性の食材に頼らないビーガンラーメンを提供。写真1枚目は夏限定の「八草」という冷やしラーメンで、ピリ辛味噌の冷たいスープに歯応えのある平打ちストレート麺を合わせ、そして大量に乗った緑の葉は大原の里で詰んできた野草らしい。ビーガンラーメンは割と色々食べてきたものの、野草を使ったラーメンなんてのは初めてで、このアイデアは非常に面白い。全て食べられる野草で、青臭さとかもなく美味しかった。スープもしっかりコクがあって、豚や鶏・魚介などに頼らずともしっかり満足感を得られる。値段は高めながら、空間演出なども含めて自分は妥当な金額だと感じた。

接客も非常に丁寧で、ラーメンの美味しさやチームラボと作り上げた空間以外の部分も好印象。注意点としては、ラーメン以外にワンドリンクの注文も必須なことぐらいだろうか。なのでどうしても、食事代金は高くなりがち。でもそのドリンクも、面白いものが色々あったので嫌な感じは無し。サイドメニューのビーガン押し寿司も美味しかったので、是非試してもらいたい。お店の最新情報は、Instagramなどを要チェック。