保谷大勝軒は、その屋号通り西武池袋線の保谷駅南口そばにある、地元民に愛される大人気老舗ラーメン店。ラーメン業界屈指の名店・老舗として名高い、永福町大勝軒からの暖簾分けで、その暖簾分け店の中でも特に歴史が長いお店の1つが、この保谷大勝軒。既に保谷大勝軒は創業から半世紀以上経っているらしく、現在の場所に移転したのは2011年とのこと。

永福町大勝軒からの暖簾分けだけあって、ここ保谷大勝軒でも同系統のラーメンを提供。煮干しの効いた醤油味のスープに、冷めないよう多めのラードが浮かび、更に並でも他店の2倍以上ある大盛りの麺がその特徴。まるで洗面器のような巨大な丼に、レンゲも巨大サイズとなっており、ここ保谷大勝軒含む永福町大勝軒系のラーメンを初めて食べる人は驚くのでは。たっぷりの麺でも飽きずに食べ進められるのは、やはりその美味しさゆえ。煮干しが効きつつも、エグみや苦味などがあるわけではないので食べやすく、老若男女誰にでも好かれそう。実際に保谷大勝軒の店内を見渡すと、子連れからお年寄りまで幅広い層のお客さんがいた。

永福町大勝軒系のラーメンでは、生卵を注文してそれを溶き、すき焼きのように麺をつけて食べるのもオススメ。単に美味しいだけじゃなく、スープがかなり熱いのでそれが少し冷めて食べやすくなるはず。ちなみに2022年夏現在、保谷大勝軒は昼のみ営業となっているせいか割といつも行列している印象があり、回転もゆったりめ。そのため、並ぶのが絶対に嫌な人には正直オススメはしない。