永福町大勝軒は、ラーメンを語るなら絶対に食べておかなくてはならない、日本を代表する老舗にして有名ラーメン店の1つ。その屋号の通り、永福町大勝軒は永福町駅北口を出てすぐの好立地で、お店まで行くのに迷うことはないはず。ちなみに同じ大勝軒で、つけ麺の元祖として名高い東池袋大勝軒もあるが、そことは全くの無関係。創業は1955年とのことで、2022年現在、永福町大勝軒は、お店ができてから既に70年近く経っていることになる。

永福町大勝軒のメニューは極めてシンプル、ラーメンは中華麺1種類のみで、あとはトッピングなどがいくつかあるだけ。洗面器のような巨大丼に入ったスープは煮干しが効いており、多めのラードが浮いているおかげで最後まで冷めない。ラーメンのスープに煮干しを使うのも、油を多めに入れてスープの熱を逃さないようにするのも、今では全く珍しくない手法だが、遥か昔にそのアイデアを考えついていた人は、殆どいないはず。そういうことを実践してきたのが、永福町大勝軒のような老舗の凄さだと思う。麺量はデフォで2玉の大盛りサイズながら、スープが冷めないのと、やはりその美味しさゆえ、全く飽きずにサラッと食べられることに、初めての人は驚くのでは。

生卵を溶いて、そこに麺をつけてすき焼き風に食べるのが、永福町大勝軒でのオススメなので、是非お試しを。生卵をつけると、スープの熱さが和らいで、特に猫舌の人には食べやすくなるメリットもある。ちなみに、圧倒的にラーメン店の数が増えた現在でも、昼夜のピークタイムともなれば永福町大勝軒では行列ができることがあるので、待つのが嫌な人はそれ以外の時間がオススメ。基本的に中休みなしの通し営業ゆえ、中途半端な時間なら永福町大勝軒でも全然空いてて入りやすい印象。休業日などの情報は、永福町大勝軒のホームページを要チェック。