後楽園駅・春日駅の両者からすぐ近くにある人気ラーメン店の1つが、ここ本枯中華そば 魚雷。長野県に本拠地を構える有名ラーメングループ、BOND OF HEARTSの系列で、同じ春日駅近くにも、系列店の信濃神麺 烈士洵名がある。

本枯中華そば 魚雷のウリは、その屋号にもある本枯節を使い、なんとコーヒーサイフォンで抽出したスープ。ベースとなるスープに、最後に本枯節を加えることで、その風味豊かな味わいに仕上がっている。カウンター席からは、実際にサイフォンでスープを仕上げる様子が見られて、パフォーマンス的な意味でも面白い。本当に調理の過程で、サイフォンを使う必要性があるのかってのは、正直よくわからないが。ただ、本枯中華そば 魚雷のスープは間違いなく旨い、それは断言できる。

サイフォンを使ったスープ以外にも、本枯中華そば 魚雷でもう1つ特徴的なのが、トッピングの種類を選べること。季節により変化するおよそ10種類の中から、お好みで3つを選び仕組みで、特選にすると最初からチャーシューなどはついてくる。しかし、それらが別皿で提供される点は個人的にややハテナな感じで、一緒に食べるのがラーメンの醍醐味なんだからラーメンの丼に盛り付けてよ、とは正直思う。