入鹿TOKYO 六本木は、東京都郊外の東久留米市にある超人気ラーメン店が、都心のど真ん中・六本木駅近くに出した系列店。どうやら2021年秋現在、東久留米の入鹿TOKYO本店は休業中で、ここ六本木店のみの営業となっているよう（本店ではテイクアウトだけやっているらしい）。

ラーメン凪など、複数の有名店で修行を積んだ入鹿TOKYO 六本木の店主が作り出すのは、ラーメン史上初と謳った無化調カルテットスープのラーメン。2種類のスープを別々に炊いて合わせるダブルスープが昔流行ったが、カルテットってことで、入鹿TOKYO 六本木では1杯のラーメンのためになんと4種類ものスープを別々に作る手間のかけよう。

鶏・豚・海老・貝と、4種類のスープを合わせた入鹿TOKYO 六本木のラーメンは、特に鶏と貝の存在を強く感じるような。海老などはそこまで強くなく、あくまで味を支える役割のようで、海老そのものの風味は特に感じないが、重層的な味わいで素晴らしく美味しい。恥ずかしながら東久留米の本店には行ったことがなく、ここ入鹿TOKYO 六本木でそのラーメンを初めて食べたものの、結構衝撃的な旨さで、これは人気があるのも納得。

トッピングなども手間暇かけたもので、それらが豪勢に入る特製トッピングを、入鹿TOKYO 六本木では是非オススメしたい。丁寧な接客も好印象で、細部まで隙がない。ただ、結構な行列で待たされることもあるので、訪問する際は時間に余裕を持っておきたい。