佐野駅から徒歩圏内にあるラーメン店の中でも、特にお気に入りなお店の1つが、この赤見屋本店。既に創業から70年近く経っているらしく、赤見屋本店はその歴史もかなり長い方。ちなみに本店と言うからには、支店も佐野厄除け大師の方にあるものの、そちらは2023年3月現在、休業中との貼り紙がしてあった。

赤見屋本店のラーメンの特徴は、割と醤油の色が濃いめのスープに、透き通るような仕上がりの手打ち縮れ麺。丼には、スープがなみなみと注がれ、麺もたっぷり。お店の人が運んできてくれた際に、テーブルにラーメンを置いたら普通にスープがこぼれるぐらいで、個人的にはこういうの好き。そのスープはオーソドックスなあっさりしたもの、麺は細めで厚みもそれほどあるわけではないものの、ちゃんとコシがあって実に美味しい。特に赤見屋本店の麺、いいなーと思う。そして佐野ラーメンは、さっぱりしたスープだからかチャーシューには脂身の多いバラ肉を使うところが多い中で、赤見屋本店では肩ロースかモモ肉と思しき、肉肉しく噛み応えあるものを採用。このチャーシューも大好き。

多くの佐野ラーメンのお店と同様、赤見屋本店には餃子もあり、羽付きなのは佐野市では珍しい印象。佐野市の他のラーメン店と比べると小ぶりな餃子ながら、他の餃子がデカすぎるだけで、赤見屋本店の方が世間一般的なサイズのはず。この餃子も絶品なので、お腹に余裕があれば是非。