ラーメン絹屋は、佐野厄除け大師から少し西に進んだところにある、大人気ラーメン店。近くには、417・くにやなど他にもハイレベルなラーメン店がたくさんあって、佐野市内でも佐野厄除け大師周辺は、さながらラーメン激戦区と呼べるようなところ。

ラーメン絹屋の特徴は、動物系ベースのやや塩分濃度高めのスープに、佐野市産の小麦粉を使った自家製麺。そもそも佐野市でラーメンが広まった背景に、かつてこの地が小麦粉の産地だったことも関係しているのだが、今となっては佐野市でも小麦粉も生産量はそこまで多くなく、国産小麦粉を使用と言っている店はあっても、ラーメン絹屋のように佐野市産小麦粉使用と、明示しているところは珍しい。その麺が存在感あるので、スープが多少塩っぱくても麺を食べればちょうど良いバランスになっており、自分もこういうラーメンは大好き。丸っこい形の丼は、佐野市では珍しいような。

普通のラーメン以外にも、ラーメン絹屋で人気があるのが、醤油・塩・味噌から2種類のラーメンを同時に味わえる、その名も「にこいちラーメン」だそう。これは割と観光客の多い、佐野厄除け大師近くの立地ゆえ、少量ずつ色々食べられるようにという配慮だろうか。ちなみに平日のラーメン絹屋は昼のみ営業だが、自分が13時頃に訪れた時も特に混雑していなかったので、それを心配する必要はなさそう。休日は夜まで通し営業なので、もう少し混むのかもしれないが。