つくば駅から2km弱離れた場所にある丸長は、つくば市内でも特に長い歴史を持つ老舗ラーメン店と呼べる存在の1つ。ラーメンマニアの人なら知っているかもしれないが、丸長はつけ麺発祥として有名な東池袋大勝軒とも関連性があるというか、大元を辿ればそのルーツは同じところに行き着く（詳細は割愛）。

ここ、つくば市のお店に限らず、丸長の看板メニューと言えるのが写真のつけ麺（写真は生卵追加）。今時のつけ麺に多い、ドロドロ濃厚なスープではなく、サラッとしたスープに太縮れ麺の組み合わせ。丸長の店外にある看板を見ると、手打ち麺と書いてあったので、そのせいなのか縮れがやや不規則な仕上がりで、これは個人的に好み。スープはぶっちゃけ最初から割と温めで、これはある意味で老舗らしいと言える気がしつつ、正直好みが分かれるところかも。麺をスープにつけっぱなしにしていると本当にすぐ冷たくなるので、丸長では一口で食べられる量の麺を箸で取ってスープにサッとつけるのが、少しでも冷めるのを防ぐコツ。

トッピングの生卵を追加して、月見そば・うどん風に食べるのが個人的に好きなので、丸長を訪れたら是非お試しを。特にSNSなどもやっていないうえに場所も地味で目立たないけれど、丸長は地元のつくば市民には人気があるようで、割と広い店内も昼時にはほぼ満席となっていた。ただ、少し時間をずらせば、丸長で行列に並んで待つことはなさそう。