麺壱 吉兆は、大井町でも屈指の人気を誇る、白河ラーメンが味わえる大人気ラーメン店。都内広しと言えど、麺壱 吉兆のような本格的な白河ラーメンのお店って、実は案外少ない印象。記憶が正しければ、麺壱 吉兆の店主は横浜の白河中華そばで腕を磨いた後、独立を果たしたはず。距離的には大井町駅から麺壱 吉兆までは割と近いものの、小さなお店が立ち並ぶ細い路地にあって目立たないので、初めて麺壱 吉兆を訪れる場合はご注意を。

白河ラーメンに多く見られる特徴の1つが、青竹などを使って打つ手打ち麺で、麺壱 吉兆でもその方式を採用。手打ちならではの不規則な仕上がりがその魅力で、やや柔らかめの茹で上がり。ちょっと好みは分かれるかもしれないが、自分は好き。合わせるスープ自体は、あっさりしつつも油がやや多めに浮いており、そのおかげでそれなりにパンチのある味わいに。トッピングのチャーシューやワンタンの美味しさにも定評があり、自分は特に麺壱 吉兆のチャーシューが好き。割と歯応えのしっかり肉質は、これも好みが分かれそうな気がするものの、自分にはハマる。

ちなみに麺壱 吉兆は、カウンター7席のみの狭い店内に加え、回転も正直遅め。そのせいか、麺壱 吉兆では行列ができていることが多い印象。ただ、夜営業をやっている平日なら、麺壱 吉兆でも空いていることもある印象。待つのは嫌だけど麺壱 吉兆のラーメンに興味がある人は、平日の夜を狙ってみては如何だろうか。