Ramen Break Beatsは、東急東横線の祐天寺駅から徒歩10分少々の閑静な住宅街にできた、今話題のラーメン店。正直、周辺には特に他に何もないものの、ここの店頭にだけ行列ができているのは、少し異様な光景かも。祐天寺周辺では、改札口横の打ち立て中華そば 伊蔵八とここが、個人的には2強と呼べる存在か。

店主は元々、自作ラーメンマニアとしてその名を知られた人らしく、そこから発展して祐天寺でRamen Break Beatsを開業し、一国一城の主人に。基本は醤油ラーメンと塩ラーメンの2種類で、まずは醤油ラーメンがオススメとのこと。熊本の地鶏・天草大王を中心に九州の食材を多く使った醤油ラーメンで、スープは無化調ながら非常にうま味が濃く、決してあっさりではない力強い美味しさ。率直に言ってかなり旨いものの、丼の口が非常に広いためか、レンゲを使わない自分にはスープを丼から直接飲みづらくてちょっと惜しい気もする。麺は中細のややモッチリしたもので、麺の美味しさやスープとの相性の良さに加え、スープに入れる際に麺線をきちんと整えるなど、見た目にもこだわっているよう。

全部入りの特上ラーメンにすると、特上だけのトッピングもあったりするので、是非食べてみてほしい。個人的には、スモーキーなチャーシューが好みで、これだけでも追加したい。塩ラーメンは、スープもトッピングも異なるらしいので、祐天寺近辺に住んでいれば食べてみたくなった。ただ、Ramen Break Beatsはカウンター6席のみの狭い店内で回転も正直遅く、冒頭で述べたように大抵は行列ができているので、時間のない人や待つのが嫌な人には向かないかも。敢えて言うなら、平日昼遅めが入りやすいはず。