「長男、ほそのたかし」は、江古田駅南口近くにある、濃厚つけ麺がウリの大人気ラーメン店。その変わった屋号ゆえ、何も情報がなければ、そもそも何のお店か全くわからないはず。軽く調べたところ、千葉県市川市にある「長男、もんたいちお」の系列店らしく、それならこの屋号なのも納得。最近の江古田駅周辺では、ここ「長男、ほそのたかし」以外に、麺や金時と五十三家が、個人的3強と呼べる存在かも。

豊富なメニューでお客さんを飽きさせないよう工夫するラーメン店も多い中、「長男、ほそのたかし」では自慢の濃厚つけ麺一本勝負。豚骨や鶏ガラ・魚介などを使ったスープは、完成までになんと3日もかかるそうで、濃厚ながら滑らかなその仕上がりを見れば、手間暇がかかっていることが十分に伝わってくる。

合わせる極太麺の茹で時間も12分と非常に時間のかかるもので、回転の速さを重視して麺を細くするお店も増える中、「長男、ほそのたかし」ではそれに逆行して自分の作りたい味をとことん貫いている印象。こういうお店、自分は大好き。定番の魚介豚骨だけに、きちんと丁寧に作ればやはり素晴らしい美味しさで、江古田近辺に住んでいたら、間違いなく通っている。

トッピングのチャーシューなども秀逸な出来栄えなので、「長男、ほそのたかし」ではそれらが増量される特製つけ麺が激しくオススメ。基本メニューは前述の通りつけ麺のみながら、「長男、ほそのたかし」では限定ラーメンも時折やっているようで、その情報はSNSを要チェック。