手打ち中華そば 酒田は、川崎市内でも特に不便な場所にありつつも、地元で絶大な支持を得ている人気ラーメン店。最寄り駅は。JR南武線支線の小田栄駅になるものの、この路線は本数が少ないうえに小田栄駅から歩いても10分以上かかる場所。つけ麺が名物の玉 本店も、最寄り駅で言えば同じ小田栄だが、駅を挟んで反対方向で両者の距離はめっちゃ遠い。

そんな手打ち中華そば 酒田では、川崎市内では極めて珍しい、山形県の某有名ラーメン店をインスパイアしたラーメンが食べられる。煮干しなどの効いたスープは醤油ダレも相まってかなり強烈な味で、スープだけ飲むと塩っぱいと感じる人もいるのでは。

しかしながら、麺を食べれば不思議とちょうど良く、ラーメンとは麺を食べる麺料理なのでこれで問題なし。その麺もスープに負けない主張の強さがあり、不規則な縮れかつややゴワっとした食感が特徴的。やや好みは分かれるかもしれないが、手打ち中華そば 酒田のような麺、自分は大好き。川崎市内の他のラーメン店では、こんな麺はお目にかかれない。

手打ち中華そば 酒田では、希望者向けに国産希少部位の脂身を無料トッピングしてくれる「身入り」なるサービスもあり、個人的にこれはマスト。塩っぱめのスープに、甘みも感じるような脂身の組み合わせがベストマッチで、是非試してみてほしい。